痛風て何?
痛いの?
風が吹いても痛いので痛風と呼ばれ、脚を抱えて呻くほどの痛みがあります。救急車を呼んでしまう人も多いそうです。そこまで痛くなくても、痛みで歩けなくなったりするのが痛風発作の特徴です。発作はどうして起きるのか?
血中の尿酸値が高く、そのまま放置すると何かが原因で尿酸が関節で結晶化し、それが剥がれ落ちた時に白血球が異物と判断して攻撃することが原因で発作になります。足の関節などが冷えると、血流が滞りそこで結晶ができやすいとの話もありますが、もし炎症を起こしたら温めずに冷やす必要があります。尿酸の元はプリン体
尿酸値で調べると必ずでてくるのがプリン体。プリン体は肝臓で消化され最終的に尿酸に変わるので尿酸の元はこのプリン体です。このプリン体が増える仕組みは、食べ物からと自身の代謝で体内で生産されている二つの方法で増えています。食べ物のプリン体に注目
尿酸の20%は食べ物のプリン体から作られると言われているので、痛風では食べ物から摂取されるプリン体の量を極力下げることが良いとされています。暴飲暴食を繰り返している人は注意が必要です。体内でも作られる
プリン体の70〜80%は、新陳代謝と運動で体内で作られていています。細胞を構成する成分なので、通常は体内で再利用されるのですが、再利用が間に合わない場合はプリン体が肝臓で分解され尿酸に変わります。再利用が間に合わないて?
無酸素運動や筋トレを行うと筋肉の代謝が高まり、再利用が間に合わないプリン体が血中に放出され、尿酸値が上昇してしまいます。痛風の人はダイエットがしたくても激しい運動には注意が必要です。なぜ尿酸値が上がるのか?
尿酸は通常1日に500mgが体内で作られ、100mgが食事から取り込まれます。排尿で500mg、排便で100mgが排泄され、健康な人は増えることがないように調整されています。
暴飲暴食でプリン体を取りすぎたり、ハードな運動で体内で作られすぎたり、尿で排出されなくなると尿酸値が上昇します。
この他に別な病気で服用している薬により尿酸値が上昇している場合もあります。